はなの日記

三浪目の悲喜日記のその後です。

普通に①

息子たちが幼いころの写真。


あの頃の私は、この子たちに何を求めていたかな。


何も求めていなかったような気がする。元気で大きくなってね、て。逆に、この子たちに精一杯の愛情を注ぎたいと思っていた。


自然保育をしてくれる保育園にいれて、どろんこで遊ぶ姿を微笑ましくみてた。色々大変な保育園だったけど、踏ん張って踏ん張って、二人とも無事卒園させた。

私自身の反省を

受験は本人次第。でも、本人だけの受験じゃない。自分の気持ちだけを優先していいわけない。家族を巻き込んで、ここまできたんだ。

諦めないと言うなら、家族全員に頭を下げろ。もう一年、やらせてくださいと頭を下げろ。そして、必ず来年答えを出すんだ。もうとどまれない。必ず答えを出すんだ。


私の弟が息子に言った。


息子は泣いていた。


私も泣いた。


すみませんでした…


そう言いながら、家族全員に息子は頭を下げた。


もう一年やらせてください


これが正解かどうか、わからない。


答えがどこにあるのか、それすらわからない。


時の流れ、人生の流れ、宇宙の流れ


私の力では及ばないんだな…痛いほどわかった。自分がどうしようもなく小さな存在なんだと。


心の中で、ごめんなさいと詫びた。


向き合おうとしない息子をそのままにしてしまったのは、私のせいでもある。殴ってでも、こちらを向かせるべきだったんだ。私自身も、もっと学ぶべきだったんだ。


私も逃げていた。もう逃げない。決めたはずなのに、それでも私は逃げていたんだ。


失敗したら死ぬんだよ。

命がけってそういうことだよ。

失敗したら、死ぬしかない。死ぬのが嫌なら、必ず成功させるんだ。


私は息子に言った。同時に、自分にも突きつけていた。その覚悟はあるのか、と。


非難や批判は、ある。身内にも言われてる。わかってる。いや、わかってない。聞き入れてない、私。


もう一度、神聖な場所へ行って自分と向き合おう。


決意と呼ぶのか、頑迷と呼ぶのか。

生きてる意味を見つめて

彼が医師になった暁には、心から患者さんに寄り添える医師になってほしいと思う。


医学部合格がゴールではない。負け惜しみ、と言われてしまうだろうが、息子には医学部に入学するまでに経験しなくてはならないことが、まだ沢山あったんだ、と思ってる。真の良医になるために。


現役や一浪で合格される方々に、肩を並べるだけの力を息子が持つには、これだけの歳月が必要だったんだ。良いとか悪いとか、そういう問題ではないんだと私は思ってる。


学力のみならず、精神的な力。人間力。


まだまだ足りないから、神様は遠回りをさせているんだと思う。


ここまで悲しい想いや辛い経験をしたんだ、患者さんの苦しみ悲しみに寄り添える医師になってくれ。


生きることに精一杯努力している患者さんの気持ちを、真に理解できる医師になるんだ。


一緒に、生きる意味を見つめて。